ASEEDONCLOUD . Foggy nordic knit blouse . blue
<ASEEDONCLOUD>は毎シーズン物語を作り、その主人公や登場人物が着る服をデザインしています。このページの一番下に今回の物語を載せております。どうぞご覧くださいませ。
今回のお話では、主人公が雪山で霧を収集しています。そんな霧のかかった雪山のイメージで作られたニットブラウスです。
冬山の伝統的なニットと言えばノルディックニットという事で、袖や裾周りにはノルディックニットの伝統的な「ルースコスタ」という柄があしらわれています。首元には、ヴィンテージのノルディックニットによく見られるフックの金具が付いています。フックなので着脱は簡単です。この金具にワクワクする方も多いのでは。
編地は杢調の糸を使用し霧を表現しています。単色部分も編模様は続いており、霧のなかうっすらと森が見えるようなそんな雰囲気の編柄です。だんだんこのニットブラウスが霧がかった雪山に見えてきたでしょうか。
身幅は広く着丈は短め、ボリュームのある袖は袖口のリブでキュッと引き締まります。インナーに厚手以下のタートルネックなどが着られるぐらいゆったりとしたサイズ感です。
ウールメインですが、フワフワとした感じは無く厚手でもありません。着用するとじんわりと温かいニットです。柔軟性のある子羊(ラム)の毛と弾力性のある成羊の毛、繊維が細く肌あたりの良いファインメリノウールをブレンドした毛糸を使用しています。肌あたりが良く、素肌にも着用できるほどです。厚手では無いので春先まで一緒に過ごせると思います。
素材:wool 78% , cotton 13% , acrylic 9%
お手入れ:クリーニング
画像2-12枚目:女性 160cm / 着用サイズ ONE SIZE
SIZE | 身幅 | 着丈 | 裄丈 |
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ONE SIZE | 54cm | 50cm | 72cm |
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SIZE GUIDEはコチラ
コーディネイトに使用したその他のアイテム
Handwerker . HW Wide Trousers
【 sankayo(山香葉) 】
18 世紀前半“ティーガーデン”という社交の場がありました。
“ティーガーデン”はその名前からも想像ができるように、お茶や軽食を取ることの出来る娯楽施設でした。それまでは男性しか入れない娯楽施設が主流だったのに対し、男性も女性も子供も入場できるティーガーデンは広々として風光明媚な田園地帯にありました。
ほとんどのガーデンが4 月から9 月までの陽気な季節に、身分や階級にかかわらず誰もが訪れることが出来るため、家族連れにも人気があり週末は馬車渋滞が起こるほどの賑わいだったそうです。
時代も場所も違う地で。
本来とは違う秋から春にかけて移動式のティーガーデンがありました。
それは霧の収集家と言われる人物に国が依頼して、癒しを求める人に対しひらかれる場所でした。
霧の収集家と呼ばれた彼女は新しい場所を開拓し、その時期に癒しの効果の高い霧が多く集められる場所にティーガーデンを開きました。
そして彼女からコーリングカードが届いた人のみがその場を訪れることができたとか…。
今回はそんな霧のようなお話。