<ASEEDONCLOUD>は毎シーズン物語を作り、その主人公や登場人物が着る服をデザインしています。このページの一番下に今回の物語を載せております。どうぞご覧くださいませ。
凛として清楚な印象のブラウス。町でお祈りをする為のブラウスとしてデザインされました。
前身頃には細やかなプリーツが入りシックですが、透け感を味方につけ軽やかさもございます。たっぷりとした身幅があり、背部で紐を結ぶと少しだけウエストがシェイプしたシルエットの出来上がりです。身幅や腕周りはゆとりがあり、コンパクトに見えますが、動きやすい(お祈りしやすい)ブラウスです。
生地は金糸を使用したジャガードの織物、ハリと透け感がございます。遠目で見るとドットのような柄は、葉っぱ柄です。お祈りの際に着用する服なので、神聖感を出す為に金糸を使用しています。金糸の部分が肌に当たる際、ややチクっとします。全く気にならない方もいらっしゃいましたが、気になる方はインナーを着用下さい。袖を通した瞬間、少し気になりましたが、5分程着用していると気にならなくなってきました。このデザインとシルエット、生地の透けとハリ感の圧勝でした。
生地はインドのVARANASIという地域で、ヒンドゥー教や仏教の一大聖地で作られています。
素材:cotton 85% , silk 15%
お手入れ:ご自宅でお洗濯可能です
モデル:女性 160cm
SIZE | 肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 |
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ONE SIZE | 37.5cm | 55cm | 56cm | 51cm |
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Handwerker . HW Wide Trousers
【 巡礼歌(じゅんれいか) 】
ある島は木々が生い茂り、その木々を求めいろいろな渡り鳥が集まり、“旅鳥の町”と呼ばれていた。
その島の修道士のもとで育った女の子は、色鮮やかな鳥の歌声が大好きだったので、木々や鳥達に日々祈りを捧げていた。しかしある日、神のお告げから、修道士達は島の木々を切り倒し、そこに大きな祈りの場を作った。島からは渡り鳥が少しずついなくなり、その代わりに外の世界から祈りの場を求め、たくさんの人々がその島に住み始める。
女の子が成人を迎える頃には、島から木々はなくなり鳥達もいなくなった。彼女は小さい頃から、慣れ親しんだ鳥の歌声を探しに島を出て海に出る。今まで外の世界を知らなかった彼女だが、海にはたくさんの小さな自然が残っている島々があり、鳥達にも再会することができた。
彼女は木々の精霊の鳥たちからたくさんの事を学び、歌を習った。自分の島に戻ると祈りの場でその歌声を披露した。歌を聴いた島の人々は、自分たちの島から木々や鳥を失ったことを嘆き、自分たちの過ちを悔いると木々が島に戻る努力をするようになった。しかし元の美しい島に戻すのは大変で、鳥たちも中々戻ってはこなかった。島の人々は再び鳥たちが戻ってくるよう、自然溢れる島々に巡礼に訪れた。
彼女の歌は道となり島々の木々に繋がる。今では島は巡礼地の諸点となり彼女の歌が聖地への道になっている。
今回はそんな詩歌いの物語。