シルク100%の大判のスカーフです。ちゅるりとした光沢感がございます。ハンカチでは定番となっているシープ柄をスカーフに。濃いネイビーの縁、モノトーンな配色と愛らしい絵柄。全てが組み合わさり、どんなスタイルにも合うスカーフが出来上がったと思います。大判ですので、頭に巻いたりバッグのようにしてみたり可能性は無限です。スカーフ狂の皆様、どうぞお楽しみください。今回の物語でも登場する羊たちがたくさん描かれています。昔ながらのスカーフを表現するため、端の処理は手巻きで縫製してあります。
素材:silk 100%
お手入れ:ドライクリーニング
コーディネイトに使用したその他のアイテム
Caledoor . Merino Wool Long-Sleeve T-Shirt
HAND ROOM . インタック チノ トラウザーズ
SANDERS . Bit Albert Slipper
【 kigansai 】
長期の大規模放牧に従事する人々のことを牧人という。彼らは春になると民衆から依頼され羊、山羊、牛、豚などを渡され秋まで動物たちを連れて放牧の旅にでる。冬の間は仕事がなく、民衆からは定住を望まれず居場所のない存在でもある。
牧人の子として生まれた二人の少女。世話やきでしっかり者の少女と自由奔放、怖いもの知らずの少女。二人は一緒に生活する羊と会話する為に羊の刈った毛を身に纏い羊たちと会話していた。そんな彼女たちの村がいつも平和なのは、動物たちが悪霊や魔物を村に入らないように退治していると言い伝えられ、村では森の動物たちを守り神として崇めている。
冬を迎えた頃、居場所のない牧人の少女たちは好奇心で守り神に会いたいと思い森に入る。動物たちと対話することに慣れていた彼女たちは、森で出会ったたくさんの動物たちと仲良くなり、森の守り神であるキツツキ、ハリネズミ、フクロウ、ヘラジカ、ウサギ、リスとも次第に仲良くなっていった。
そんなある日、森の守り神達は彼女たちに相談をする。なんでも寒い時期になるとリーダーの熊は船に乗って旅に出てしまうそうで彼が早く帰ってくるように一緒に寒さを追い払って欲しいとのことだった。
彼女たちは動物達と一緒に寒さを追い払うことにした。色々な魔除けを使い、数ヶ月で寒さを追い払うことができた。寒さを追い払うと動物達とお祝いをして、彼女たちは村に戻ることにした。
その後、毎年寒い時期を迎えると彼女たちは熊に変わって森のリーダーになった。今では彼女たちは守り神の声を聞くことができる預言者として村人から称えられている。