フリンジが可愛らしい小ぶりなバッグです。手提げ部分を持つと、これまた可愛いテトラ型になります。ポリエステルの裏地付きで、可愛いだけでなく頑丈でございます。内側には携帯が入る程のポケットと、鍵などが付けられるパッチボタン付きのストラップが付いています。中で細かなものが迷子にならないありがたい仕様です。
ここで少し生地のお話を。赤が目を引く生地ですが、よくよく見ると赤の格子の中には紺色、離れて見ると全体に大きな白の格子柄が見えます。ふんわりと空気を含んだような生地は、ションヘル織機という織り機で織られています。ションヘル織機とは、明治から昭和初期頃まで主流として使われていたシャトル織機で、1日に織れる生地は僅か一反ほどだそうです。太さの異なる糸をゆっくりと織り上げると、まるで手織りのようにぽこぽことした表情のある柔らかで愛らしい生地の出来上がりです。このバッグを作ったブランドの名前は<kijinokanosei>(生地の可能性)と言います。その名の通り、織地の素晴らしさがとても際立っています。スウェットにズボンという何ら普通の格好もこんな可愛い子ちゃんのお陰で、良い感じに見えてしまいます。
素材:表地 wool 100% 裏地 polyester 100%
お手入れ:ドライクリーニング
モデル:女性 160cm