<ASEEDONCLOUD>は毎シーズン物語を作り、その主人公や登場人物が着る服をデザインしています。このページの一番下に今回の物語を載せております。どうぞご覧くださいませ。
植物柄の素敵なワンピースです。襟とボタンの合わせ部分に白いラインが入り、全体を凛と引き締めています。生地は、コットンの柔らかさにリネンのハリがプラスされ、キリッとした質感です。厳密に見ると透け感はありますが、柄のおかげでほとんど分からない程度です。とは言え、気になる方はペチコートなどを着てくださいね。
ウエストのリボンは取り外し可能で、背中には大きなタックが入っています。リボンでウエストをマークしていなくても綺麗なシルエットですよ。あると嬉しいポケットは両サイドに付いています。脇には二つの高さのループがありますので、ウエストの位置に合わせて使い分けてください。前開きなので羽織りとしてもお使いいただけます。
「サイズ:S」とありますが、毎シーズンリリースされていたワンピースより着丈が6cm短くなり、着丈以外は変わっておりません。例年の着丈ですと、160cm以下の方はブラウジングしないとちょっと長いんだよなと思っていたので、「サイズ:S」の登場に心踊りました。この丈感だとローブのようにも使いやすいし、一石二鳥サイズです。
この物語では、樹木崇拝の対象の木を、りんごの木とブドウの木としています。森の木に這っているツタをたどると、崇拝対象のりんごの木に辿り着ける、地図のような意味を持つ柄です。薄ピンクの花がリンゴの木の花で、木のある位置をしめしています。その他の植物は、朝顔、トケイソウなど、葉の形がハートのような形をしているものです。所々に刻みの入った葉は巡礼のシンボルでもあるホタテ貝をまねていて、道に迷わないための目印となっている、今回の物語の意味を凝縮させたような植物柄です。
素材:cotton 90% , linen 10%
お手入れ:ご自宅でお洗濯が可能です
モデル:女性 160cm 着用サイズ:S
SIZE | 身幅 | 着丈 | 裄丈 |
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S | 73cm | 121.5cm | 39cm |
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SIZE GUIDEはコチラ
柄に若干の個体差がございます。ご購入いただいた場合、トルソーが着用している商品をお送り致します。
【 巡礼歌(じゅんれいか) 】
ある島は木々が生い茂り、その木々を求めいろいろな渡り鳥が集まり、“旅鳥の町”と呼ばれていた。
その島の修道士のもとで育った女の子は、色鮮やかな鳥の歌声が大好きだったので、木々や鳥達に日々祈りを捧げていた。しかしある日、神のお告げから、修道士達は島の木々を切り倒し、そこに大きな祈りの場を作った。島からは渡り鳥が少しずついなくなり、その代わりに外の世界から祈りの場を求め、たくさんの人々がその島に住み始める。
女の子が成人を迎える頃には、島から木々はなくなり鳥達もいなくなった。彼女は小さい頃から、慣れ親しんだ鳥の歌声を探しに島を出て海に出る。今まで外の世界を知らなかった彼女だが、海にはたくさんの小さな自然が残っている島々があり、鳥達にも再会することができた。
彼女は木々の精霊の鳥たちからたくさんの事を学び、歌を習った。自分の島に戻ると祈りの場でその歌声を披露した。歌を聴いた島の人々は、自分たちの島から木々や鳥を失ったことを嘆き、自分たちの過ちを悔いると木々が島に戻る努力をするようになった。しかし元の美しい島に戻すのは大変で、鳥たちも中々戻ってはこなかった。島の人々は再び鳥たちが戻ってくるよう、自然溢れる島々に巡礼に訪れた。
彼女の歌は道となり島々の木々に繋がる。今では島は巡礼地の諸点となり彼女の歌が聖地への道になっている。
今回はそんな詩歌いの物語。